子どもの婚約が破談、進学や就職に支障も…“連帯責任”の日本社会に苦しむ犯罪加害者家族と支援者たち(21/05/05)

 「聞いたとき、まさに“全てがガラガラと音を立てて崩れて落ちていく”という表現が当てはまるような衝撃でした。最初は冤罪だとか、何かとばっちりを受けたんだとか、何かの間違いではないかという思いでした」。


​​​​​​​ シンリさん(仮名、40代)は、現職の警察官だった夫が性犯罪で逮捕された経験を持っている。かつては自身も警察官だった経験から、「逮捕を知らせる刑事課長からの電話を受けた時、実名報道をされるかどうかが心配だったので、確認しました」。


 「予想通り、“する”との回答だったので、大変なことになったと感じました。両親、そして夫の両親に報告し、“私のせいで息子さんを犯罪者にしてしまった”というような“お詫び”の言葉を添えた記憶があります。それから子どもたちを集め“お父さんが逮捕されてしまった”という話をし、“これから色々なことがあると思うけど、あなたたちは何も悪くないから、もし何か言われたらママに言いなさい”というようなことを伝えたと思います。そして夫が逮捕・勾留されている警察署に出向き、刑事課長に“妻として監督不行届だった故にこういったことを起こしてしまった”とお詫びを申し上げました」。


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