「歩行者優先の道路環境へ整備を」娘の交通事故死を機に信号の整備を訴えた遺族に聞く(19/05/09)

 滋賀県大津市で保育園児の列に車が突っ込んだ事故を受け、自動車運転や道路環境についての議論も広がっている。


 「やはり娘の存在が私の活動の支えだ。16年が経つが、私の心の中に今でも娘は残り続けていて、生き続けている。娘のことを無駄にしないためにも、何をするべきなのか日々考え続けている」。そう話すのは、2003年に交通事故で娘の命を奪われた佐藤清志さんだ。当時6歳だった佐藤さんの長女・奈緒ちゃんは、幼児用自転車に乗って母親と横断歩道を青信号で横断中、左折してきた大型トラックにひかれて即死した。トラックは100mほど進んだところで停車。


 運転手には禁固刑の判決が下されたが、裁判の過程で佐藤さんは「自分は本当に歩行者の目線で運転をしていたのか」と自問するようになったという。そこから「事故現場の交差点で二度と事故が起こってほしくない」と考えた佐藤さんは、信号を「歩車分離式」に変更してもらうために署名活動を開始、事故の翌年に実現させた。そして、交通事故防止や被害者・遺児を支援する活動を今も続けている。


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