「一生、立ち直り途上」田代まさし容疑者が語っていた“答え”と、抜け出せない薬物依存症の恐ろしさ(19/11/06)

 「もう二度と、自分の気持ちは全く薬物に手を出すって気持ちは全くありません」ー。2008年、薬物依存症からの脱却について語っていた田代まさし容疑者。しかし2010年、ふたたびコカインを所持していたとして逮捕され服役。その後は回復支援団体「日本ダルク」の職員として、法務省主催の啓蒙イベントなどにも登壇していた。


 その一つ、2015年7月の講演では、「薬物依存症のマーシーです。おそらく日本で一番有名な依存者です」と笑いを誘いながらも、自分に言い聞かせるように「僕はまだ立ち直っていません。あくまでも“立ち直り途上”です。それが薬物依存という病気です」と語り、「確かに刑務所は薬が使えないし、身体的依存もなくなります。でも、精神的依存は抜けません。刑務所の中でずっと夢を見ていたし、出たら薬をやりたいなってずっと考えていました」「法務省の方たちの前でこんな事を言うのも…。でも、刑務所はあんまし意味ありません。覚醒剤を使ってた人たちが僕のところに来て、“マーシー、今度は俺、捕まんないから”って。そんなような輩ばっかしがいるところでは中々回復は望めない」と、一生続くと言われる治療の過酷さを訴えた。


 その上で田代容疑者は「“田代さん、もう大丈夫ですよね?”っていわれた時も、“いや、ちょっとお約束できません。でも、今日1日やめる、ということを怠らないことは皆さんに約束します”、と言えるように変わりました、今日一日、ということですよ。それが回復に必要。薬物依存に特効薬はないし、回復したとか、立ち直ったということがないんですよ。1日1日、守りつづける。それを重ねていくことしか俺たちには残ってないというか」との“気づき”を明かし、「今ちょうど梅雨時ですけど、梅雨時にアジサイがたくさん咲きますよね。アジサイの花って知ってます?土とかその土壌をかえてやると、花の色が変わるんですよ。それと同じように、俺も違う環境に置かれたら、違う色の花を咲かせられる」「今の田代まさしにできる事、俺にしかできなこと、あるなって。それがこうやって、皆さんにメッセージを届ける事だったり、仲間たちの手助けをすること、それが今の俺に与えられた新しい生き方、そうなんだなって、思えるようになってきました」と聴衆に語りかけていた。


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