11日、政府が新たな性犯罪対策方針を決定した。橋本男女共同参画担当大臣は「この方針は性暴力被害者や関係者の思いと声を正面から受け止めて、性暴力をなくしていくという政府の決意と具体的な取り組みの方針を示すものである」と述べた。
2017年、刑法が110年ぶりに大幅改定され、性犯罪は厳罰化へと進んだ。しかし去年には、性犯罪の裁判で無罪判決が相次ぎ、被害者や支援団体などが、再度の見直しを求め法務省へ署名を提出、フラワーデモも行われた。また、「必要であれば3年後に再び改定を検討する」とされていたことが今回の見直しへと繋がっている。森法務大臣は4日の検討会の席上、「魂の殺人とも言われる性被害を受けている方がこの瞬間もいらっしゃると思うと、本当に胸が詰まる思いだ」と話している。
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