新型コロナウイルスの感染防止と経済社会活動とのバランスについて、「ウイルスとの接触を“100分の1”にしていくという戦略を取るべきだ」との立場から、過剰な対策について警鐘を鳴らしてきた京都大学ウイルス・再生医科学研究所宮沢孝幸准教授(ウイルス学)。25日、「経済を回すため」として、乗鞍岳のペンションから『ABEMA Prime』に生出演、「Go To キャンペーン」への反応などについて厳しく批判した。
「感染者の傍にいるとすぐ感染してしまうようなウイルスではない。だから感染者がどんなに周りに居ようとも、感染メカニズムさえ理解し、注意すれば感染から逃れることができる。そういう私たちの言葉を無視して突き進んでしまったのは非常に残念だ。ウイルス研究者に私が言いたいのは、“逃げる方法”を知ってるのだから、“こうやったらできるよ。ここまでやれるよ”ということをどんどん発信しなきゃいけなかった。ただ“それはまかりならぬ“ということを言ってくる大学もある。やはり僕らの発信力が弱かったということだし、ウイルス研究者として忸怩たるものがある」。
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