原告の高校生「ゲームは悪じゃないよ」香川県条例めぐり違憲訴訟…子どもたちのコミュニケーションスキルにも役立つ?(20/09/29)

 「18歳未満の子どものゲーム利用は平日60分まで、休日は90分まで」。子どもたちを“ネット・ゲーム依存症”から守ることを目的に、今年4月、全国で初めて施行された香川県の規制条例。あれから半年、香川県在住の高校3年生とその母親が県を相手取り、訴訟を提起した。


 原告代理人で弁護士の作花知志氏は「条例には科学的根拠がなく、県民の基本的人権を必要以上に制限している。憲法13条が保障する幸福追求権やプライバシー権、自己決定権などを侵害している。制定のプロセスも民主的とは言えない」と指摘している。


 これに対し、香川県健康福祉部子ども政策課は「ルール作りや見直しの目安を定め、依存症に繋がるような過度の使用とならないよう求めるものと理解しており、憲法の理念や法令上の規定に反したものではないと考えている」とコメント。「これまで7回にわたり検討委員会で議論を重ね、依存症の専門家や学校関係者などから様々ご意見を聴取し、十分に議論がなされているものと伺っている」としている。


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