「誤認保護」の可能性に悩む親と児童相談所…「子どもの命がかかる児相は“ミスがなくて当たり前”の難しい立場」(20/11/09)

 兵庫県明石市の泉房穂市長は先月、「生まれて間もない2カ月から1年3カ月もの長期にわたり、親子で共に過ごす時間を奪ってしまったわけだから、それは本当に申し訳ないという気持ちだ」と、ある夫婦に謝罪した。


 夫婦は一昨年、当時生後2カ月だった子どもへの虐待を疑われた。子どもは児童相談所に保護され、離れ離れの生活を余儀なくされていた。しかし先月、神戸家庭裁判所は「虐待とは認められない」との判断を示し、兵庫県明石市も「虐待の事実はなかった」として両親に謝罪した。


 暴力や育児放棄などの相談・通報を受け、原則2カ月、付属する施設で一時保護することができる児童相談所。その存在により救われる親子がいる一方で、親の意思にかかわらず保護することができるため、時としてこのような「誤認保護」が起きてしまっている現実がある。


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