「資本主義や新自由主義が破綻し、青年が明るい未来を描けない状況が全世界的に見られていた。この薄氷の上に成り立っていた社会がいよいよコロナ禍によって崩壊し、労働者や人民が生きられなくなってきている。それを革命に転化していく」(石田真弓氏)。
“過激派”の最大勢力の一つ・中核派(革命的共産主義者同盟全国委員会)。暴力を用いた資本主義体制の打倒を掲げテロやゲリラを繰り返し、成田空港建設に抵抗した三里塚闘争(1966~)や東大安田講堂事件(1969年)、警察官が火炎瓶の犠牲になった渋谷暴動事件(1971)などにも参加、他派との「内ゲバ」によって多数の死傷者を出してきたことから、警察に“極左暴力集団”と定義されるグループだ。
今年1月、そんな中核派を率いてきた清水丈夫議長(83)が、51年の潜伏期間を経て突如姿を現した。会見に臨んだ清水議長は「国家を粉砕するのが革命だ。革命情勢が本当に到来している」と主張し、過去の事件で人命が奪われたことについて尋ねられると「階級闘争だから仕方ないではないか」と正当化している。
“革命のためなら暴力をも肯定する”という姿勢を持ちながら、近年ではYouTubeを用いて若者の勧誘にも成功している中核派。25日の『ABEMA Prime』では、その若手リーダーの一人、石田真弓氏(34)に生直撃した。
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