「一言でいうと、朝日新聞はすばらしい新聞ですよって、胸を張って売れなくなったということだ」。大学卒業後、記者として27年間務めた朝日新聞社を5月をもって早期退職、ジャーナリストとして『SAMEJIMA TIMES』を立ち上げ、情報発信をスタートさせた鮫島浩氏(49)。
「私は朝日新聞が好きで朝日新聞に入った。そして27年間やってきたが、このところの報道を見ると、面白くないし、ウリがない。いい商品なので買ってくださいと、自信を持って言えなくなってしまった。朝日新聞社という影響力の大きな会社を正しい方向に持っていこうと、社内で一生懸命に戦って、それが上手くいった、改革が成功したと思うこともあったけれど、下世話な言い方をすれば、やはり“権力闘争”に破れ、追い出されてしまったということだ」と話す。
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