20日に行われた日韓の事務方トップによる会談。先んじて行われた日米の次官級協議での笑顔“肘タッチ”とは打って変わって、両者の表情は終始硬いままだった。
背景にあるのは、東京オリンピックの開会式にあわせて調整されていた文在寅大統領の訪日見送り発表だ。慰安婦や徴用工問題、さらに日本側が課している輸出規制に関して事前協議で何らかの成果を出したかった韓国側だったが、韓国青瓦台(大統領府)は「相当な理解の接近はあったものの、首脳会談の成果とするには依然として不十分」と判断した。
日韓関係をめぐっては、韓国選手が選手村で“反日メッセージ”とも取れる横断幕を掲げたり、福島県産の食材を避ける目的で独自の“給食センター”を設置したりするトラブルも。一方、日本側も相馬弘尚駐韓公使が現地メディアに対し「文大統領はマスターベーションをしている」と発言したと報道。事実上の更迭に遭う事態となっている。
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