自宅で家族3人を殺害した罪で死刑が確定している奥本章寛死刑囚が今年7月、収容されている拘置所での色鉛筆の使用を求めて国を提訴したことが話題を呼んでいる。
以前は色鉛筆で描いた絵画の販売収益の一部を遺族へ送り続けていたという奥本死刑囚。しかし法務省は今年2月から死刑囚が色鉛筆や鉛筆削りを購入して自室で使うことを禁止。これが「表現の自由」の侵害であり、違憲だというのが奥本死刑囚側の主張だ。
報道を受け、鉛筆削りの刃を使った自殺を防ぐためではないかとの見方も出ており、Yahoo!ニュースのコメント欄には「色鉛筆くらい使わせてあげればいいのに」「死刑囚でも犯罪者でも“人権”を主張するのは当然」といった肯定的な声もあれば、「人の命と未来を奪っといて自分の権利を主張するのはあつかましい」といった否定的な声もある。
刑事施設における被収容者の権利について、どのように考えればいいのだろうか。15日の『ABEMA Prime』では、“元受刑者”に話を聞いた。
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