増加する「高齢受刑者」…認知症や身体の衰えから、刑務作業が全うできないケースも(21/11/15)

 出所者の生活や仕事の支援を行うNPO法人「マザーハウス」。ギャンブルがやめられず、窃盗で10回の逮捕を経験し、今年1月、4年半の懲役を終えた松本さん(仮名、76)は、ボランティアスタッフと共に受刑者へ手紙を書いたり、団体の会報を送る手伝いをしたりしている。


 一緒に収容されていた高齢の受刑者たちについて松本さんは「同じことを何回も聞いたり、言ったりする。認知症まではいかないけど、それに近い人はいた。自分がそうなったら惨めだと思った」と振り返る。


 自身も服役中に高齢受刑者の介護を経験したマザーハウス理事長の五十嵐弘志さんは「無期囚であれば社会復帰ができないような状況にあるし、だんだんと高齢化していく。自分のいた刑務所でも、認知症の予備軍が多くいたと思う。そういう人たちに“償え”と言っても、そもそもご本人が分かってないとこともあると思う。その状態で“やれやれ”と言っても難しいし、罪と向き合うことにも限界が出てくる。専門的な医療・介護が受けられる施設を用意し、その中で就業させたり、刑期を全うさせたりするべきではないか」と訴える。


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