「男性69%:女性31%」「男性68%:女性32%」。2011年〜2020年の10年の間に、4つの美術賞で大賞を受賞した男女の比率と、その審査員を務めた男女の比率だ。
これは美術・文芸・演劇・映画などのジェンダーバランスを調査している「表現の現場調査団」による調査(第2回)で明らかになったもので、今月9日の中間報告では、美術系大学の学生の7割以上が女性であるのに対し、教員の8割は男性という実情があることなども指摘された。結果を受け、調査協力した社会調査支援機構チキラボ・代表の荻上チキ氏も「ジェンダーギャップというのは単に男性のほうが評価されやすくて、女性のほうが評価されにくいということだけではなくて、様々な差別・不平等につながっていると示唆される」とコメントしている。
13日の『ABEMA Prime』では、今回の調査結果から見えてきた日本のアート界や表現者の置かれた現状、さらに今後の処方箋について荻上氏に話を聞いた。
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