ひろゆきさんをタイトルに入れるとPVが稼げる、出版社も著者もウィンウィン…東洋経済オンライン元編集長が指摘する、“すしざんまい社長の記事削除”を生じさせた根本原因(21/12/27)

 経済誌『プレジデント』が運営するウェブメディア『プレジデントオンライン』は24日、『「お前らを漁師に戻す」ソマリアの海賊をあっという間に消滅させた"すしざんまい社長"の声かけ』というタイトルの記事を削除したことを明らかにした。


 『プレジデントオンライン』によれば、記事は人材育成コンサルタントとして活動する黒木安馬氏の著書『雲の上で出会った超一流の仕事の言葉』(あさ出版)の「一部を再編集」したもので、文中に出てくる、米『ハーバード・ビジネス・レビュー』誌に掲載されたといった事実はなかったのだという。


 “木村社長がソマリアの海賊を消滅させた”といった話は6年にも話題になり、否定されていた経緯がある。すしざんまいの公式サイトには「正しくは現地で海賊が生まれる原因をなくし、海賊をしていた彼らが今後暮らしていくための手助けをした」とあり、同社の広報も『ABEMA Prime』の取材に対し「何年かごとにこの話題が出てきている」と話している。


 急増する、書籍の一部を抜粋して作成したウェブメディアの記事や、さらにそれを元にしたマスメディア・ウェブメディアによる企画。番組では、国際大学GLOCOMの山口真一准教授と『東洋経済オンライン』の編集長を務めた経験を持つ東洋経済新報社・会社四季報センター長の山田俊浩氏を交えて議論した。


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