佐々木俊尚氏「発表された“死者数”を右から左に流すだけではダメだ」“科学コミュニケーション”なき日本のコロナ報道(22/02/01)

 マスメディアが日々速報している新型コロナウイルス関連の情報だが、「死者数」についての報道が話題になっている。例えば今年に入って重症者数0が続いている山梨県では死者数は6人(1日時点)が報告されているが、これは死因が老衰や他の病気であったとしても事前検査で新型コロナウイルスの陽性であれば計上するという厚生労働省のルールが影響している。


 同省は、発表は“速報性”を重視しているのが理由で、正確な人数は後に示すとしているが、ジャーナリストの佐々木俊尚氏は「厚生労働省が悪いのではなく、メディアが速報のための情報を要求しているからだ」と指摘する。


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