乙武洋匡「政局のニュースとして扱う地上波は雑」”大阪城エレベーター発言” から考える歴史的建造物とバリアフリー(19/07/05)

 車椅子ユーザーや高齢者への配慮に欠けるとしてネットで大炎上した、安倍総理の"大阪城にエレベーターをつけてしまったのはミス"発言。


 この報道に接し、作家の乙武洋匡氏は「朝から、とっても悲しい気持ちになる」とツイートしたが、一方でTwitter上には「言いたいこともわかる。外観でエレベーターが見えるので残念な感じ」「城好きから言わせてもらうとお城にエレベーターはいらない」「バリアフリーも良いけど再現するなら忠実にするべき」「配慮のつもりだろうが歴史的価値がガタ落ち」「歴史的建造物に補修じゃない手は入れないでほしい」といった意見も見られる。


 日本城郭協会の加藤理文代表理事も「城郭協会としてはエレベーターに反対。文化財に指定されているものに対して。本来お城は難攻不落の存在で人を寄せ付けない『バリア』のかたまり。バリアフリー化すると本来の意味がなくなる。文化財として正しく伝えていくために“お城に上がるのは大変”だということを障害者の方々にも感じてほしい」との見解を示している。


 歴史的建造物はどこまで忠実な復元を目指すべきなのだろうか。バリアフリー化をどう考えれば良いのだろうか。5日放送のAbemaTV『AbemaPrime』では、乙武氏、国内外のバリアフリー事情に詳しい車椅子ユーザーの木島英登氏を交えて議論した。


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