ハンセン病訴訟めぐる報道で朝日新聞が「訂正・おわび」…本当に”誤報”だったのか?なぜ間違えたのか?(19/07/10)

 ハンセン病の隔離政策をめぐる裁判で安倍総理は9日朝、国の責任を認めた熊本地裁の判決に「受け入れがたい点がある」としながらも控訴しない方針を表明した。これを遡ること数時間前、朝日新聞の朝刊1面に「ハンセン病家族訴訟 控訴へ 政府、経済支援は検討」の見出しが踊った。


 今回の判断をめぐる報道を見てみると、NHK(NEWS WEB)が9日午前2時頃に速報したのを始め、毎日新聞など各社が"控訴断念"の可能性を報じたが、朝日新聞デジタルは「元ハンセン病家族への賠償判決、国が控訴へ」と報じた。結果的に正反対の報じ方をした朝日新聞は10日付の朝刊1面で改めて「控訴せず」の見出しで報道、さらに2面では政治部長の名前で誤った判断をするに至った経緯を説明、謝罪した。


 お詫び記事の中には「首相の意向を知り得る政権幹部に取材した結果、政府が控訴する方針は変わらないと判断しました」との一文もあった。なぜ朝日新聞は判断を誤ったのか。その取材方法はどのようなものだったのか。そして素早い謝罪と検証にはどのような意味があるのだろうか。また、朝日新聞の報道の後で安倍総理の判断が変わったとすれば、今回の記事や見出しは「誤報」にあたるのか。


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