竹島での領空侵犯、韓国に反応すれば中ロの思うツボ?日本は”戦略的自制”を (19/07/24)

 「竹島周辺の上空で韓・中・日・ロ4カ国の軍用機およそ30機が入り乱れる一触即発の状況が繰り広げられた」(朝鮮日報)。


 23日、ロシア軍のTu-95爆撃機2機と中国軍のH-6爆撃機2機が日本の防空識別圏に侵入したとして、航空自衛隊が戦闘機を緊急発進(スクランブル)させた。続いて、ロシア軍のA-50早期警戒管制機が島根県の竹島周辺の領空を2度にわたり領空侵犯。日本固有の領土であるものの、自衛隊機による緊急発進は行なわれず、実効支配している韓国が戦闘機を緊急発進させた。韓国軍関係者によると、韓国軍機はロシア軍機に対し、およそ360発の警告射撃を行ったという。


 日本政府はロシア、そして韓国に対し抗議。しかし竹島周辺での領空侵犯について「防空識別圏に入っていないため緊急発進しなかった」とした防衛省の判断に対しては、野党から疑問視の声もあがっている。


 ロシア側は当初、「日本海と東シナ海で中国軍機と合同パトロールを実施はしたが、領空侵犯の事実はないとしていたが、韓国大統領府は23日、ソウルに駐在するロシアの武官を呼び出して抗議した際に「機器の誤作動で計画外の地域に侵入した」「意図したものではなかった」と説明を受けたことを明らかにした。さらに翌24日、ロシア側は「韓国の領空を侵犯しておらず、むしろ韓国の操縦士らが飛行進路を妨害した」と韓国政府に通告、竹島の領空侵犯問題について協議したいとの意向を示したとしている。


 日本海で、一体なにが起きているのか。韓・中・日・ロ、それぞれの思惑を読み解く。


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