香港市民への発砲も北京政府は計算済み?台湾への拡大に懸念も(19/10/02)

 ついに香港市民に向け、実弾を発砲した警察。香港の盧偉聡警務処長は「警察官の命が非常に危険にさらされ、襲撃を止めるために発砲せざるを得なかった。射撃は適法で適切だった」と発砲は正当なものだったと主張した。


 しかし、警官に撃たれてケガをした学生が通っていた学校の前では在校生や卒業生などが黒い服を着て抗議の声を上げており、「デモは続くし激しくなる。今後誰かが死んでも驚きはしない」と警鐘を鳴らしている。


 一方、中国本土の北京ではこの日、建国記念日にあたる「国慶節」の式典が挙行された。70年の節目とあって天安門広場では過去最大規模の軍事パレードが披露され、習近平国家主席は「我々は平和統一と一国二制度の方針を堅持しなければならない。香港とマカオの長期的な繁栄と安定を維持する」と語りかけた。

 

 実弾が発砲されたことで、香港デモはどのような変化を見せるのだろうか。30年前、民主化運動が軍の発砲などによって鎮圧された天安門事件の悲劇が繰り返されるのだろうか。


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