ブルーシート内のスマホ撮影にJR東日本が異例の"モラル"呼びかけ…なぜ人身事故を撮影&SNS投稿?(19/10/04)

 2日夜、JR新宿駅で47歳の男性が進入してきた山手線の電車に接触し、搬送先の病院で亡くなった人身事故。帰宅ラッシュに重なったため、約1時間後の運転再開までに、4万人に影響が出たという。男性は全盲で白杖を手にしており、自ら線路に降りたという目撃情報もあるため、警視庁では自殺を図った可能性もあるとみて調べている。


 問題が起こったのは事故の直後、救出活動が始まった後だった。複数の野次馬が、救助活動の様子が人目に触れないように覆われたブルーシートの内側にスマホを差し込み、男性の様子などを撮影しようとしたというのだ。JR東日本によれば、このとき駅員が「スマホでの撮影はご遠慮ください。モラルを守った行動をお願いします」などと注意を繰り返したという。


 このニュースに対し、ネット上には「普通に人としてやばいよ」といった批判の声もある。4月に起きた池袋の暴走事故の直後や実況見分では、周囲の人たちがスマホをかざして撮影している様子がニュース映像に収められている。


 他方、「モラルが落ちたとは思わない。以前は誰もポケットにスマホを持っていなかっただけ」「マスコミの姿の模倣だと思う。そのうち“我々には知る権利がある”とか言い出しそう」といった意見も見られた。実際、去年10月、電車内で盗撮をしようとしたところを見つかった男が線路に降りて逃走する様子を乗客が撮影、それらをメディアが入手、編集して使用するなど、一般人が撮影したものが証拠や報道資料となる場合も珍しくない。


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