謎に包まれたNAVER創業者・李海珍氏の狙いと、ヤフー・LINE統合の課題とは ひろゆき氏と取材に成功した記者が語る(19/11/15)

 ヤフーとLINEによる経営統合交渉のニュースは、LINEの親会社・NAVERがある韓国でも驚きを持って迎えられており、大手メディアも「韓日のIT大企業が経営統合を進めるのは異例のことだ」(ハンギョレ新聞)、「統合でアジア版Googleとなるか」(BizFACT)などと報じている。


 日本では「NAVERまとめ」で知られているNAVERだが、人気カメラアプリの「SNOW」も開発、韓国では検索エンジンのシェア78.22%と、Googleの9.96%を大きく引き離す巨大IT企業だ。韓国の就職情報サイト「インクルート」による今年の調査では「大学生が働きたい企業NO.1」にランクインしていいる。


 元日経BP記者で、現在はフリーランス記者の井上理氏は「日本におけるヤフー以上の存在感がある。先進国の中でGoogle以外の検索エンジンがこれだけ使われているのは韓国だけではないか。また、NAVERが作ったサービスには芸能人もすぐに飛びつくし、何をやってもうまくいく」と説明する。


 そのNAVERを創業、一代で築き上げた人物が李海珍(イ・ヘジン)氏だ。「アジアで最も注目されている起業家25人」にも選ばれたこともあり、現在は同社のグローバル投資責任者(GIO)を務めている。李氏について井上氏は「韓国メディアにもほとんど登場せず、朝鮮日報でも10年くらい取材ができていない。韓国の記者たちの間でも、“本当に生きているのか”という噂が立つくらいの方だ」と話す。


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