働く現場で人手不足が叫ばれる中、40代、50代の社員に対し早期退職を募る企業が増えている。
味の素は先月、「黒字だからこそ、厳しい事業環境を勝ち抜くために変化・構造改革を着実に進めていく必要がある」として、50歳以上の管理職約800名を対象に希望退職者を募集することを明らかにした。人数は100名程度(応募が超過でも受け入れる見通し)で、「特別加算金」を上乗せした退職金を支給し、再就職も支援するという。
東京商工リサーチによると、今年に入って希望・早期退職を募集した上場企業は実施企業35社、募集人員1万500名超に上り、昨年(実施企業12社、募集人員4120名)の数字を既に大きく上回っている。
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