「報道と情報バラエティの境界が曖昧」「アンテナの感度が著しく欠如」BPOが投げかけた番組制作現場の課題(19/12/11)

 「時代の課題へのアンテナの感度が著しく欠如しており、人権を尊重すべき放送局としては、深刻な問題と言わざるをえない」。BPO(放送倫理検証委員会)は10日、読売テレビの報道番組『かんさい情報ネットten.』が放送したコーナーに対し、「放送倫理違反」との判断を示した。


 問題となっているのは、今年5月に放送された番組内のコーナー「迷ってナンボ!大阪・夜の十三」で、飲食店から「男か女か分からない客がいる」との話を聞いたお笑いコンビが一般人の身体を触るなどして性別をしつこく確認。「失礼かもしれないが、性別ってどっちなのかな」「お兄さん今さ、財布に免許証とか入ってる?」と話しかけたVTRで、スタジオのコメンテーターが「個人のセクシュアリティに踏み込むべきではない」「こんなのよく放送したな」と怒りを露わにする場面も見られた。


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