“井上元コーチ”への独占インタビューから考える、日大アメフト部騒動とテレビの「過熱報道」(19/12/31)

 12月13日、兵庫県尼崎市。身長185cm・体重90kgという、大きな体の男が現れた。2018年5月、日大アメフト部悪質タックル問題で監督と共に謝罪会見を行った、井上奨・元コーチ(取材時31)だ。


会見では「“QBを潰して来い”と言ったのは真実。ただ、怪我させることを目的としては正直、言ってない」と、あくまで選手を鼓舞するために指示を行ったことは認めたが、怪我をさせる気はなかったと説明した井上元コーチ。しかし、当該選手が「コーチや監督からの指示だった」と会見で話したこと、さらに傷害容疑での刑事告訴も加わって、ワイドショーや週刊誌には“悪質タックル指示の決定的証拠を公開”“監督逮捕Xデー 日大「暗黒のブランド」”“日大監督「どす黒い男」”“殺人タックルの指令を出した監督”“鬼コーチの「私生活」”など、日大アメフト部を悪の巣窟であるかのような報道が溢れた。


「あの記者会見がほんまに全てになってしまって、やっぱり僕も何か発信しなあかんなとも考えたり、いま言ったらまた叩かれるやろなとか考えたり。でも、ずっと黙っているのは、ちょっとどこかで逃げているような感じがした」。


 あれから1年7カ月、昨年11月には「嫌疑不十分」として不起訴が決定。検察は彼を罪に問えないとの判断を下した。そして今回、井上元コートが長きにわたる沈黙を破り、AbemaTV『AbemaPrime』に騒動の真相を激白した。聞き手は、当時、ワイドショーなどで日大批判を行っていたと話すカンニング竹山だ。


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