イランのミサイル攻撃は“死傷者ゼロ”狙い? 事態収束の鍵はシーア派民兵の動きか(20/01/08)

 日本時間の8日朝、アメリカ軍が駐留するイラクのアサド空軍基地に十数発のミサイルが着弾した。イラン国営放送によると、「殉教者ソレイマニ作戦」と名付けられたこの攻撃はアメリカによるイラン革命防衛隊のソレイマニ司令官殺害の報復作戦だといい、「少なくとも80人のアメリカのテロリストが死亡した」と報じた。


 さらにイランの最高指導者・ハメネイ師は「アメリカへの攻撃は、十分なものとは言えないだろう。大事なのは、この地域からアメリカが消えることだ」、アシェナ大統領顧問も「アメリカの反撃があれば、中東地域で全面戦争になる」と警告した。一方、ザリフ外相「我々は事態のエスカレートや戦争を求めてない。ただ、侵略から自分たちを守るつもりだ」と投稿している。


 また、トランプ大統領は今回の攻撃による米側の死傷者はいないとした上で、軍事行動による対抗策は取らず、経済制裁を強化することで問題に対処する考えを示している。


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