“ドルオタ”が昂じ、ダンスをコピーして学園祭などで披露する大学生のサークル・コピーユニット、“コピユニ”が人気を博している。その一つ、上智大学の「SPH mellmuse」を取材した。
メンバーは皆、女性アイドルのファン。ゅぃゅぃさんは「多い時は貯金を切り崩して、月に15万くらい入れ込んでいた時があった。握手会にお金をかけたり、コンサートに行ったり、グッズを買ったり」。
女子大生に特化した若者コンサル株式会社「ネオレア」を起業した現役女子大学生の朝比奈ひかり氏は「本物のアイドルみたいだと感じる。いま、若者の7割が何らかのオタクだと言われているが、私の周りにも自分のことをオタクだと言っている子は多い。昔だったら“アニメやアイドルがすごく好き”というイメージの言葉だったのが、最近では“これに熱中している”という感覚で、マイナスのイメージはゼロに近いと感じる」と話す。
SPH mellmuseの練習風景を覗くと、真剣な表情でダンスに取り組んでいた。「虹のコンキスタドール」のファンだという、うさみんさんは部長になったばかり。「挨拶はちゃんとするようにしている。私たちは体育会系。練習も大体週4日で、大会の直前になるとほぼ毎日」、ぁぉぃさんは「体育会系だと思っている。厳しさがないと強くはならない。しかし、楽しさもないと続かない。厳しさと楽しさ両方あっての活動。団体行動をしていると皆が仲良くなり、一致団結している。衣装は係の子を中心に手作りしていて、布を集めるところからデザインまで全部やっている。私たちは一つの大会で4曲踊るが、曲ごとに早着替えもする」と説明する。
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