“法律よりもローカルルール”日本人独特のメンタリティ、ヒントは平安時代に遡る?(20/01/29)

 いわゆる“ブラック校則”や「夜9時以降はスマホ禁止」「1日1時間以上はゲーム禁止」を盛り込んだ条例案。さらには従業員のマスク着用禁止などの独自のマナー・ルールと、とかく共同体内のローカルルールや禁止事項があったり、“暗黙の了解”を求められがちな日本社会。


 社会学者の橋爪大三郎・東京工業大学名誉教授は、人々の行動パターンを「世界の大文明の人々」と「日本人」とに整理してみると見えてくるものがあると話す。


 「世界の多くの人々は、自分と他の人は違うと思っているので、自己主張するところから始める。ただ、お互いに主張するだけだとトラブルになるのでルールを作っている。ヨーロッパ、アメリカでいえば法律だ。イスラム世界だったらイスラム法。みんながそれに従うので大丈夫。これは逆に言うと、それ以外のものには従わなくていいということでもある。そのようにして社会が設計されている。一方、日本人には法律よりも周りやルールに従っていればいいという考え方が強い。そしてみんなが勝手にルールを作るので、禁止だらけになってしまう。こんな変な国は世界を探しても、おそらく日本しかない」。


続きをAbemaビデオで 視聴する

AbemaTIMESで 読む