新型コロナウイルスとの戦争に“勝利”した? 強気の姿勢を見せる習近平指導部に不満が高まる可能性も (20/03/10)

 新型コロナウイルスの発生以来、初めて湖北省・武漢の地に足を踏み入れた習近平国家主席。すでに政府医療チームのトップ・鍾南山氏は「中国本土での感染は来月末に収束する」と発言しており、当局が発表した新たな感染者は1日に19人と、3日連続で50人を下回っている。

 先月行われたトランプ大統領との電話会談では「我々は人民戦争を開始した。病気との戦いを勝ち抜く自信と能力がある」と発言していた習主席。その言葉どおり、中国国内の感染拡大は終息に向かいつつあるということなのだろうか。

 一方、習主席の武漢訪問を伝える映像からわかるのは、その厳戒態勢ぶりだ。集合住宅の視察では全てのベランダに警備関係者が張り付き、激励を受けた医療スタッフは全員が青いマスクを付け、習主席からは距離が離れていた。さらに、習主席に嬉しそうに手を振る肺炎患者は、モニターに映し出されたものだった。


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