感染のスピードを遅らせて致死率を下げる狙いも懸念の声…イギリスが目指した「集団免疫」戦略の難しさ (20/03/17)

 新型コロナウイルスの感染が拡大、世界各国が人々の接触を減らす“封じ込め”策を講じる中、大きく方針を変えたイギリス。ボリス・ジョンソン首相は13日、「現在進めている明確な計画がある」とし、封じ込め策を諦め、“集団免疫”策に切り替える方針を示した。これは、免疫のある人たちに囲まれていれば感染リスクから守られるという発想で、ジョンソン首相は「病気のピークをより長期にわたって引き延ばし、私たちの社会がうまく対処できるようにする」と説明している。


 この集団免疫については国民の6割が感染すれば収束できるという試算があり、イギリスの人口約6600万人に当てはめると約4000万人が感染。仮に致死率が0.5%だとすれば、少なくとも約20万人が死亡することになる。このことから、今回の方針を批判する声も多く、イギリス政府は方針転換を迫られているようだ。


続きをAbemaビデオで 視聴する

AbemaTIMESで 読む