「日本政府は中国の“外出自粛PR”、“クラスター潰し”と“軽症者収容”同時実施の経験活かして」中国在住の日本人医師が訴え(20/04/09)

 1月23日以降、封鎖が続いてきた中国湖北省・武漢市。8日午前0時、その封鎖が解除され、道路は市外へ向かう車で大渋滞となった。政府当局は、この日、武漢市での新たな感染者は確認されず、「封じ込めに成功した」との見解を示している。


 一方で、こうした政府発表に対しては疑問の声も少なくない。家族が感染したという市民は、「中国での総死者数が3000人あまりという発表があったが、この数字は正しいと感じるか」と尋ねられると、「正しいわけがない。アメリカでは感染者は36万人(現在は43万人)になり、死者は1万人を超えた。武漢市は発生源なのに3000人しか死なないわけがない」と、当局の発表に懐疑的だ。中国メディアも「市内にはまだ1万から2万人の無症状感染者がいる」という武漢大学医師の見解を報じている。実際、多くの感染者を出した海鮮市場は元日以降、今も封鎖中で、再開の目途は立っていない。


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