兼近大樹「“勉強しねぇよ”の理由すら気づけず」 家庭環境で人生が決まる? EXITと考える“教育格差”(20/05/21)

 都会で、しかも裕福な家庭に生まれ育った子どもは学習塾や習い事を自由にすることが選択できる。一方、山奥に暮らし、しかも経済的に厳しい家庭に生まれた子どもは、物理的に通うことも難しく、金銭的余裕もない…。21日の『ABEMA Prime』では、そんな「教育格差」の問題について、お笑いコンビのEXITと、著書『教育格差』が話題の松岡亮二・早稲田大学准教授(教育社会学)が考えた。


 定時制高校を中退して以降、家計を支えるために10代で働き始めたEXITの兼近大樹は「今までもずっとあった問題だと思うが、親戚も友達もそういう人たちばかりという環境で生まれ育ったら、そもそも他の階層が見られないし、親ですら教育格差というものがあることを知らない、気づけない。不自由だと感じない。以前の俺は、勉強の機会を与えられても“やらねえよ”と言っていた。実は最近、幼少期からそういう環境にいたからこそ不自由だと感じない。“やらねえよ”の自分になっていたのではないかと考えるようになった。この年になって、“これだけ違うの?”と思う。でも、基本的には抜け出せない。問題はそこにあるのかなと思う」と話す。


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