新型コロナウイルスによる経済活動の停滞により、各国で改善がみられた大気汚染。中国では1月下旬からの1カ月間の二酸化炭素排出量が昨年比で25%も減少、北京では一時的に大気汚染が改善された。ところが感染拡大の収束と、それに伴う経済活動の再開により、再び汚染も進んでいるという
国立環境研究所・地球環境研究センターの江守正多氏は「物流は動いているが、人々が車で移動しなくなったし、飛行機の運行も減った。そして工場、火力発電所の稼働率が下がった。それにより、中国、アメリカ、ヨーロッパで大気汚染物質というのが一時的に減少し、大気汚染等の改善が見られたということだ。しかし、どの国も今のような経済状況を続けられるものではないので、排出もすぐに戻ってくるということになる。しかし、経済の“頑張り方”が間違っていると思う。環境問題を解決するような経済活動で頑張ればいい」とコメント。
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