河野太郎防衛大臣は15日夕方、地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」の配備計画の停止を発表。さらに「北朝鮮のミサイルの状況に鑑みて、いつまでもイージス艦だけに頼っていくわけにはいかないということが導入を決めた根本にありました。その状況はいまだに変わっておりません」とも説明した。
今回の発表について、ロシアや東アジアなどの軍事政策・安全保障問題に詳しい東京大学先端科学研究センターの小泉悠・特任助教は「非常に驚いた。確かに揉めてはいたし、5月の段階で“新屋白紙”という話が出た時に、河野大臣は“フェイクニュースだ”と強く反発したこともあった。しかし、水面下で議論があったということだろう。ただ、“プロセスを停止する”という言い方をしているので、計画そのものが無くなったというわけではないと理解している。やはり日本を守るという意味において、私はイージス・アショアそのものの軍事的な合理性は高いと思っている」と話す。
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