緊急事態宣言解除からまもなく1カ月。12日に、大阪府の専門家会議では、自粛や緊急事態宣言などの対策にどれくらい効果があったのか、その検証が行われた。
吉村知事の「ピークアウトするのに、外への自粛は影響があったのかなかったのか」との問いに対して飛び出したのは、大阪大学核物理研究センターの中野貴志教授による「データを見る限りは関係なかったと思う」との見解だった。重ねて吉村知事が「その後の緊急事態宣言も営業の自粛も効果がなかったということか」と尋ねると、中野氏は「なかったと思う」と回答した。
大阪では緊急事態宣言が出される前の3月末事典で、すでに感染は収束に向かっており、自粛の効果は限定的だったという指摘に、吉村知事は思わず天井を見上げて言葉を失った。
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